外出中に災害に遭ったとき

昨日、仕事を終えて勤務先の駐車場から出ようとしたとき、いつもならあまり車の行き来がそれほど多くない時間帯にもかかわらず、なぜか渋滞していた。

カーナビをつけてみると、現在地のすぐ近くの道路が通行止めになっていた。

理由がわからず、でも迂回しなければいけないことだけは間違いなくて、まずは詳しい情報収集をしようとラジオをつけた。

まずは地元ローカルのFM。10分ほど聴いていたけれど、気象情報には触れられず、「みなさんのお住まいの地域の雨の様子はどうですかぁ?」とのん気な問いかけのみ。

これはダメだと思って、次は同じく地元ローカルのAM。
こちらも曲がかかってばかりで、自分が知りたい情報に行き着く気配なし。

ラジオはあきらめて、スマホiコンシェルをひらいたら、トップ画面に気象情報と付近の渋滞情報が出ていて、夕方から降り続いていた雨の影響であることを知った。

Twitterを見てみると、もっと細かな情報があがっていて、徐々に状況が把握できてきた。

通勤路が冠水して通行止めになっていたので、知りうるかぎりの迂回路を通りながらなんとか帰宅。

すぐにテレビをつけてNHKニュースを見ると、宇都宮市内の豪雨で、交通量の多い幹線道路がいくつか冠水して通行止めになったり、床上浸水した地域があったり、土砂崩れがおきて避難勧告が出た地域があったりと、雨による影響がいろいろあった。

自宅は床上浸水した地域のすぐ近くだったけれど、少しだけ坂を上ったところにあるので難を逃れた。

たまたま標高の高いほうから迂回したからよかったものの、逆だったらと思うとゾッとした。



外出中に、しかも車の運転中に災害情報を得るにはラジオが頼みの綱だと思っていたけれど、残念ながら地元ローカル局よりも、Twitter、ドコモのiコンシェルのほうが早く情報を得られることを実感した。

渋滞している中でも、一旦停車してスマホで情報収集してよかった。

自分より少し遅れて帰宅したパートナーも、車内でまずラジオをつけていたけれど、なんの情報も得られなかったと憤慨していた。

たった10分~20分聴いただけで判断するのはどうかとも思ったけれど、身近で災害が起こっているときには、少しでも早く情報を得たいわけで、大げさかもしれないけれど、それが命にかかわる場合もある可能性だってある。

昨日のできごとが、これからの情報収集の目安になったことは間違いない。